3/20上映作品の絵本を入手しました

次回の上映作品について色々調べている中で、
いくつかの作品に絵本があることが分かりました。


もともとレイモンド・ブリッグズが1978年に発表した絵本を元に
している『スノーマン』は当然のことなので、詳しくは省略。
『クラック!』は、映画化された後に監督の夫人であるギレーン・パケン=パックが
テキストを付けて絵本化。日本語版も1987年に出ています。


つい先日、この2冊を入手したのですが、
早速読んでみると、この2冊には大きな違いがあることが分かりました。


もともと絵本が先に出版されていた『スノーマン』は、
アニメ化に際して、絵本では描かれていないシーンが多く登場、
映像化によってスケールが増し、人物の表情などもより豊かになったことで、
より感情移入がしやすくなったように思います。


一方で、映画を元に絵本が作られた『クラック!』は、
映画のストーリーそのままに展開していきますが、
映画では分からなかった動きやシーンに対する説明が加わり、
作品の世界を事細かに理解できるようになっています。
(流れる歌の意味が分かれば、理解度も全然違うのでしょうが・・・)


小説や漫画が映画になることはよくありますが、
原作と映画版との比較については、なかなか興味が尽きないもので、
原作になまじっか思い入れがあると、映画の方を正当に評価できないところも
あったりもしますが・・・


もし絵本版をお持ちの方がいたら、当日前に一度読み返しておくと
上映会をより楽しめると思います。


今回の作品の中で、あとは『山の音 琴の詩』の絵本はあるような
気がしますが、まだ見つけられてはいないので、引き続き調査するとして、
上の2冊は当日会場に持って行こうと思いますので、
待ち時間の間にでもよかったら読んでみてください。


スノーマン (児童図書館・絵本の部屋)

スノーマン (児童図書館・絵本の部屋)

クラック!

クラック!