近頃観た映画の話

3月はなんだか映画づいています。


3/1『ディファイアンス
3/1『悲夢』
3/8 タイトルは事情により伏せさせてください。
3/15『プラスティック・シティ』
3/18『映画は映画だ』
3/20『クラック!』『バラブロック』『山の音 琴の詩』『ストリート・ミュージック』
3/21『ビーズ・ゲーム』『イー』『戦争の思い出』『ふくろうとねずみ』
3/22『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』
3/22『僕らのミライへ逆回転
3/25『マグノリア』DVD
3/25『イエスマン


こんな感じ。
いつも楽日ギリギリに行くという悪いクセがあるのですが、それを切り替えて(いくつかの作品を犠牲にしてでも)できるだけ公開後の早いタイミングで観ることを心掛けると、意外と観たい作品をきちんと観れる気がします。
週末1度に観られる本数には限度があるので、あれもこれも楽日間近・・・と追い詰められた時に限って外せない用事が入ってしまい、結局それを観られなかったというのはイヤですからねぇ。


ということで先日、公開1週目に行った『映画は映画だ』が余りにも素晴らしかったので、ひとり鼻息を荒くしていたのだけど、今朝、出勤前(今日がDVDの返却日だったので・・・)追い詰められて観た『マグノリア』がホントによかった!!





1999年製作の、ポール・トーマス・アンダーソンの評価を決定付けた作品ですが、これが公開された2000年頃、私はアジア映画しか観ない人間だったので(笑)、フツーにスルーしてしまっていたのです。


私のアンチDVD・ビデオという考えはこの頃すでにあって、例えば仕事でどうしても観ないといけないとかいうこと以外に自分の意志でそれらを借りることはほとんどなく、年間借りるDVDはせいぜい5本ぐらいではないかと思います。(ではなぜ今回借りたのかというと、映画的センスが信用できる友達に激ススメされたから)
つまり、劇場で観なかった映画とは縁がなかったのだと思うことにしていて、後になってDVDで・・・とは考えないということです。


周りにはシネコンしかなく映画的選択肢はもはやない地方とは違って、毎年800本以上の映画が公開・上映されている東京に住んでいるのだから、あれやこれやというのは言い訳でしかないし、今日観た『マグノリア』のように、多分、私が知らない“私にとってのドンピシャ”な映画は沢山あると思います。


カエルのシーン(ドカドカ堕ちるカエルを見ながら、うっすら涙が浮かんできました)とか、印象的な音楽の数々とか、ホントは家の小さなモニターなんかで観るべきじゃないんです。でも、それを見逃してしまった私が悪いのだ、と。

もちろん人それぞれ考え方は違いますが、私は映画と誠実に関わっていきたいと思っているので、であれば映画館で観ることは作品や作り手への礼儀だと思っています。




そんな訳で、ジム・キャリーの『イエスマン』もすごくよかったのですが、完全に印象が薄れてしまってます・・・(笑)